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『Money Forward Developers’ Stories』 ~「マネーフォワードらしさ」を伝えたい、開催までの裏話~

こんにちは。広報の石田です。
2019年8月23日に、当社のサービス開発に関する技術や手法、想いを伝えるイベント『Money Forward Developers’ Stories』を開催いたしました。

当日は、「マネーフォワードのサービスづくりの等身大」を伝えるべく、当社のエンジニア・デザイナーより、これまで挑戦してきたこと失敗、そしてそれを乗り越えた話をさせていただきました。

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当日は、サービス開発に携わる多くの方にお越しいただき、みなさん熱心にメモを取られていました。
また、来場いただいた方が、当日の講演内容をレポートにまとめてくださいました!是非こちらをご覧ください。

今回、イベント開催までの裏話も含めて、「マネーフォワードらしさ」を知ってもらいたいと思い、『Money Forward Developers’ Stories』の企画を務めた、人事本部 人事採用部 部長の小川さんにお話を聞いてきました。

※開催意図については「マネーフォワード エンジニアブログ」もご覧ください。

「マネーフォワードらしさ」を伝えたい

石田:それではよろしくお願いいたします!
まず、今回『Money Forward Developers’ Stories』を開催しようと思ったきっかけや背景についてお伺いできればと思います。

小川:はい。私は入社5年目ですが、入社当時と比較すると、社員やユーザー、プロダクトが増え、会社が大きく成長しています。
それから開発組織や技術・手法など、変わったものもありますが、サービス開発に関わる人の想いなど「マネーフォワードらしさ」のように変わらないものもあると思っていて、それを多くの人に知ってもらいたいと感じたんです。

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石田:なるほど。「らしさ」って形のないものなので、伝えるのが難しいですよね。

小川:はい。簡単な言葉で表現することが難しいので、このイベントを体験してもらうことを通じて伝えようと思ったんです。

石田:そうなんですね。今回のイベントは、コンテンツが盛りだくさんで準備が大変そうだった印象です。

小川:当社はみんな協力的なので、登壇の依頼についてはまったく苦労することはありませんでした。快く引き受けてくれましたね。一方で大変だったのはイベントのコンセプト自体を決めることですね。広告と一緒で、自社のことを「良く見せる」だけでは「良いところの押しつけ」になってしまって、伝えたいことが伝わらない。逆に「良いところだけを見せているだけでは?」邪推さえされてしまうこともあると思っています。自社のことを紹介するイベントだと、この「良いところの押しつけ」になってしまいがちなので、どうすれば伝えたいことをお伝えできるのか・感じていただけるのか、悩みました。

石田:そこからどうやってコンセプトを固めたんですか?

小川:あるエンジニアに相談させてもらったところ、失敗も含めて等身大を伝えるほうが、「マネーフォワードらしさ」を伝えられるのではないかというアドバイスをもらったんです。各サービスが成長する過程、グループ会社を立ち上げる過程で、チャレンジは多く、成功ばかりじゃないはずだと。これなら、先にお話した「良いところの押しつけ」にはならないし、自分の中で非常にクリアになりました。

石田:そうだったんですね。今回登壇者が多いと思いますが、コンセプトをお伝えした時の皆さんの反応はどうだったんでしょうか?

小川:マネーフォワードは、次々と新しいことに挑戦していますが、失敗ってできれば人に見せたくない部分じゃないですか。そのため、このコンセプトに賛同してくれるか、実は少し不安でした。でも、コンセプトをお伝えした時に、誰一人として反対意見がなく、「失敗も含めて等身大を伝えること」に対して賛同してくれたんです。

石田:それってすごいですね!そうした部分も「マネーフォワードらしさ」でもあるんでしょうね。

小川:僕も本当にすごいと思います。今回、その「らしさ」を参加者に感じてもらえたかの指標を「共感度」に設定し、参加者アンケートで測ることにしました。実際にアンケート結果は上々で、少しはイベントを通じて「マネーフォワードらしさ」を伝えられたのではないかと思います。ただ一方で、反省点も多くあります。コンセプトにこだわり過ぎたことによってメッセージが伝わりづらくなり、参加を検討される方の期待値は様々だったと思います。コンテンツも欲張りすぎて平日お昼からの開催となったことにより、興味はあるのに参加を控える方が多くいらっしゃいました。

プロダクト愛から生まれる「User Focus」

石田:小川さんから見た当社のエンジニア・デザイナーは、どんな印象でしょうか?

小川:エンジニアについては、僕がまず入社して驚いたのが、「非エンジニア社員に対するリスペクト」です。

石田:具体的にどういうところが印象的だったのですか?

小川:例えば印象的だったのは、エンジニアとカスタマーサポート(CS)の関係性です。当社のCSは、「使い方をユーザーにわかりやすく伝え、問合せがなくなり、自分たちの仕事をゼロにするという想いで日々取り組んでいます。それに対して当社のエンジニアは、「CSに問い合わせがくるようなプロダクトで申し訳ない」と伝えていたことがあって、お互いにリスペクトし合っていると感じました。」だって、問い合わせがくることなんて、ある意味当然じゃないですか?それをそこまで言えるってすごいプロ意識の高さだと思ったんです。

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石田:そういう関係性、とても素敵ですね。

小川:また印象的だったのが、ある全社懇親会のときの話です。エンジニアやデザイナーたちが一つの場所に集まって、まったり飲みながら自社サービスの話をしていたんです。せっかくの懇親会なのになぜ仕事の話をしているのか聞いてみたら、「わいわい盛り上がるのも良いけど、こういう時じゃないと、サービスのこと、開発に対する想いとかって話せないじゃないですか。」と言っていました。みんな自社サービスが好きだからこそユーザー目線で開発・デザインができるんだろうなぁと。

石田:マネーフォワードが大切にしているValueのひとつ「User Focus」にも繋がってきますね。

遠慮なく「チャレンジ」してもらいたい

石田:今回のイベントを通じて、エンジニアとデザイナーに伝えたい想いを教えてください。

小川:私が言うのは少し恐縮ですね…(笑)マネーフォワードは「すべての人のお金の課題を解決したい」という想いでサービスを展開していますが、まだ実現できていないことがたくさんあると思います。そういった未開拓の領域に絶えず挑戦していってもらいたいですし、そういうチャンスがマネーフォワードにはあることを知ってもらいたいです。

石田:今後、人が増えると、やれることももっと増えるかもしれないですね!

小川:そうですね。人事としても、今回のイベントのテーマでもある「マネーフォワードらしさ」をまだまだ社外に伝えれられていないので、エンジニア・デザイナーが挑戦しやすい環境を整えて、情報をきちんと届けていきたいと思います!

石田:これからどんな未来が待っているのか、わくわくします。
本日はありがとうございました!

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