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Fintech研究所

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マネーフォワードCoPA(Chief of Public Affairs)の瀧と、パブリック・アフェアーズを担当するメンバーが、Fintechに関する情報や政策動向等について発信… もっと読む
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記事一覧

Fintech研究所活動レポート(2023年11月編)

この連載では、Fintech研究所メンバーの活動の中からメディアに掲載されたもの、動画や音声配信されたもの、その他みなさんにぜひ共有したい活動について、まとめて掲載します。ぜひ1カ月を振り返るタイミングで、あわせてご覧ください!! 日経クロステック「瀧俊雄のFinTech最前線」Podcast『World Fintech News』

欧州が「PSD3」で目指すオープンファイナンス戦略

 欧州委員会は2023年6月28日、EU加盟国の決済サービス・事業者を規制する法的枠組み「決済サービス指令」の第3版(PSD3=Payment Service Directive3)案を公表した。欧州の決済サービス関連法令には、フィンテック企業を含めたエコシステム形成を目指したPSD2(Payment Services Directive2)が存在していたが、PSD3はこれをさらに強化するものとなっている。  本稿では、PSD3の概況について、エコシステム形成の観点から日本に

Fintech研究所活動レポート(2023年10月編)

この連載では、Fintech研究所メンバーの活動の中からメディアに掲載されたもの、動画や音声配信されたもの、その他みなさんにぜひ共有したい活動について、まとめて掲載します。ぜひ1カ月を振り返るタイミングで、あわせてご覧ください!! 内閣官房「デジタル行財政改革会議」への参画 内閣府「規制改革推進会議」への継続参画 日経FinTech日経クロステック「瀧俊雄のFinTech最前線」日経クロステック寄稿News PicksPodcast『World Fintech News

『生きる力』を育てる金融教育

「Fintech研究所 瀧の対談シリーズ」第14回目をお届けします。 現代社会を生き抜くために不可欠な「お金の知識」。価値観が多様化し、さまざまな金融サービスなども登場するなか、学校や家庭ではいかにして子どもたちの「お金の知識」を育んでいくべきなのか。そうした課題感のもと、マネーフォワードではこれまでも、様々な金融教育に関する活動を行ってきました。 今回は、2022年8月に開催した「親子で金融教育を考えよう!夏休みマネーアカデミー」にて、保護者・教育関係者向けセッションにご

Fintech研究所活動レポート(2023年8月編)

この連載では、Fintech研究所メンバーの活動の中からメディアに掲載されたもの、動画や音声配信されたもの、その他みなさんにぜひ共有したい活動について、まとめて掲載します。ぜひ1カ月を振り返るタイミングで、あわせてご覧ください!! 日経クロステック「瀧俊雄のFinTech最前線」日本経済新聞瀧が代表理事を務める一般社団法人電子決済等代行事業者協会が「参照系APIの技術的改善に関する提言」を公表したことに関する記事。 提言についてはこちらをご参照ください。 Podcast

Fintech研究所活動レポート(2023年7月編)

この連載では、Fintech研究所メンバーの活動の中からメディアに掲載されたもの、動画や音声配信されたもの、その他みなさんにぜひ共有したい活動について、まとめて掲載します。ぜひ1カ月を振り返るタイミングで、あわせてご覧ください!! 日経クロステック「瀧俊雄のFinTech最前線」日経産業新聞Digital Shift TimesPodcast『World Fintech News』

Fintech研究所活動レポート(2023年6月編)

この連載では、Fintech研究所メンバーの活動の中からメディアに掲載されたもの、動画や音声配信されたもの、その他みなさんにぜひ共有したい活動について、まとめて掲載します。ぜひ1カ月を振り返るタイミングで、あわせてご覧ください!! 日経クロステック「瀧俊雄のFinTech最前線」東証マネ部「スタートアップフレンドリースコアリング検討会報告書」CBDC(中央銀行デジタル通貨)に関するメディア向け勉強会(6/22)プロトタイプ政策研究所による勉強会「CBDCを考える意義と課題~

「インパクト投資」のいま(後編)

「マネーフォワード Fintech研究所 瀧の対談シリーズ」の第13回をお届けします。前編・中編では、田淵さんがインパクト投資に興味を持ち、ゼブラ アンド カンパニーを立ち上げるまでの経緯と、昨今のサステナビリティブームに関する意見を伺ってきました。後編では、日本におけるインパクト投資の課題や期待感をお聞きします。 日本におけるインパクト投資瀧:インパクト投資に限らずだと思うのですが、「日本には多様な投資家が少ない」という意見もあります。一番極端な例ですが、アメリカでは大学

Fintech研究所活動レポート(2023/4‐5)

今回から新しく「Fintech研究所活動レポート」の連載を開始します。 この連載では、Fintech研究所メンバーの活動の中からメディアに掲載されたもの、動画や音声配信されたもの、その他みなさんにぜひ共有したい活動について、まとめて掲載します。ぜひ1カ月を振り返るタイミングで、あわせてご覧ください!! 日経クロステック「瀧俊雄のFinTech最前線」 AI時代の取り付け騒ぎは防げるものなのか(4/7) https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/c

日本のキャッシュレス決済の現状と今後の展望

先日、経済産業省からキャッシュレスの将来像に関するレポートと、キャッシュレス決済比率の数字が公開されました。 2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました(2023/4/6 経済産業省) 「キャッシュレスの将来像に関する検討会」のとりまとめを行いました(2023/3/20 経済産業省) すっかり間が空いてしまいましたが、私の前回の記事で触れた政府のFintech政策のKPIの1つ、「キャッシュレス決済比率」についてのフォローアップを兼ねて、これらを見ていこうと思います。

「インパクト投資」のいま(中編)

「マネーフォワード Fintech研究所 瀧の対談シリーズ」の第13回をお届けします。前編では、田淵さんのこれまでや、インパクト投資に興味を持たれた経緯について伺いました。中編ではZebras Uniteとの出会いから、ゼブラ アンド カンパニーの立ち上げについて、伺っていきます。 Zebras Uniteとの出会い田淵:ベンチャーキャピタルで起きうる、投資家側と起業家側の成長ビジョンの不一致という課題をどうにかできないかと思っていた頃、イギリスのオックスフォードでスコール

着実に進化する各国のオープンバンキング制度

 銀行とFintech企業が協調できるエコシステム形成などを目的として、オープンバンキングの制度が2010年代後半から各国に導入され、一定の期間が経過しました。  日本では2018年の改正銀行法の施行により、電子決済等代行業という新たな登録業種が設けられ、同業による銀行情報へのアクセスをつうじて、家計簿や会計等のサービスが提供されてきています(マネーフォワード社も電子決済等代行業の登録を行っています)。  近年、海外でもオープンバンキング関連の動きの活発化が見られますので、そ

「インパクト投資」のいま(前編)

「Fintech研究所 瀧の対談シリーズ」第13回目をお届けします。 今回は株式会社ゼブラ アンド カンパニー共同創業者 / 代表取締役の田淵 良敬さんをゲストにお迎えし、インパクト投資についてお話しいただきました。本対談は全3回の連載で予定しておりますが、前編の今回は、田淵さんのこれまでのキャリアや、インパクト投資に興味を持たれた経緯について伺った内容をご紹介します。 はじめに瀧:あらためまして、よろしくお願いします。Fintech研究所ブログでは、これまでにもいろいろ

『Winny』を映画にした理由(後編)

「Fintech研究所 瀧の対談シリーズ」第12回目の後編をお届けします(前編はこちら)。 映画『Winny』(2023年3月10日公開)の企画を手掛けた、マネーフォワード執行役員の古橋さんをゲストにお迎えし、Winnyを映画のテーマに選んだ背景や想いについてお話を伺います。後編では、SaaS比較サイト『BOXIL SaaS』をはじめ複数の事業を手掛けてきた古橋さんからみる映画制作とスタートアップの共通点やこれからの日本映画にかける想いについて伺った内容をお届けします。