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マネーフォワードが考える未来

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ミッション実現のために、どんな世界をつくり、未来に向かって何をするのか。私たちの取り組みや経営陣の想いなどをお伝えします。
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なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?<後編>

前編では、マネーフォワードとして「家計管理から資産管理・形成」に繋がる現在の取り組み、そして、なぜ新NISA対応の投資一任サービス『SUSTEN for マネーフォワード』を提供開始したのか、その背景を書かせていただきました。 後編では「マネーフォワードとPrivateBANK、合弁会社となるマネーフォワードプライベートバンク株式会社を設立〜富裕層の資産管理・形成を支えるファミリーオフィス事業を展開〜」についてお話ししたいと思います。 詳細はこちらのプレスリリースをご覧い

なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?<前編>

今回、個人向けの事業において、二つの新しい取り組みを発表させていただきました。 (1) 『マネーフォワード ME』、新NISA対応の投資一任サービス『SUSTEN for マネーフォワード』を提供開始 (2) 〜富裕層の資産管理・形成を支えるファミリーオフィス事業を展開〜PrivateBANK社と共に、ジョイントベンチャーを設立。富裕層に向けたマルチファミリーオフィスを展開 このうち(2)に関しては、「なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?」というお

マネーフォワードが考えるデザイン経営人材の可能性

代表の辻が2021年に執筆したnoteの記事の中で、デザインとは「物事の本質を見極め、それを様々な手段を用いて、周りの人たちに正しく伝える、そして増幅していくことだと考えています。」という話がありました。 今回は改めて、マネーフォワードにとってのデザインとは何か、CEOの辻とCDOのセルジオの対談を通して、マネーフォワードが考えるデザインと経営について紹介します。 まだまだデザイン組織は発展段階であること、経営者とタッグを組む経験が成長につながることなど、さまざまな話をして

経営と趣味のシナジーをゆるーく語ります

こんにちは。マネーフォワードの辻です。過ごしやすい季節になってきました。まもなくシルバーウィークも控え、移動制限のない秋のレジャーをあれこれ計画中という方もいらっしゃることでしょう。 というわけで、今日はかなり緩めに僕の「趣味」をテーマに書いてみたいと思います。 テニス、釣り、キャンプ、登山などいろいろと手を出してきたのですが、コロナの影響で出張が激減し、週末に時間ができたこの2年の間に始めたのが「ゴルフ」です。 実は長らく「ゴルフなんて“おっさんの趣味”の典型やん」と

本物だけが生き残る

暑い夏もようやく落ち着いてきて、秋の兆しが見える日も増えてきました。そんな中ですが、きっと多くの経営者の心境は、なかなか落ち着かないのではないでしょうか? ロシアのウクライナ侵攻、急激に進むインフレ、米国を中心とした金利の上昇など、急激な外部環境の変化を受け、マーケットは、大きく動いています。当社も例に漏れず、その影響を受けており、株主の皆様にご心配をおかけしていることを申し訳なく感じています。この場を借りてお詫びいたします。 投資家の方々をはじめとするステークホルダーの

なぜ、グローバル化が必要なのか

今年の日本は、3年ぶりに行動制限がない夏となり、久しぶりに海外で過ごしたという人も周りにもチラホラでてきました。僕もこれからできる限りの時間を使って海外に出向き、日本だけでなく、グローバルのビジネスの現状を理解し、マネーフォワードの今後の経営に生かしていきたいと思っています。これ、単なる希望や願望ではなく、かなり本気で考えています。   なぜ本気かというと、マネーフォワードのグローバル化をさらに加速していく必要があるからです。 グローバル化には「資本のグローバル化」「人材

2022年グローバル化への2ndステップ

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 2022年最初の投稿なので、今年の目標について書いてみたいと思います。多くの方々がされているように、僕も毎年年末年始に一年の目標を立てるようにしています。「言語化・テキスト化すると、その目標が潜在意識に刷り込まれて、意識的にも無意識的にも、目標達成の道筋やアクションを探し出す」というのは本当にそうだなあと思います。 年明け最初のイベントは通期決算発表当社は決算期が11月末のため、新年の最

315億調達とその先へ

「このままだと、あと数カ月もしないうちに、お金がなくなる」 振り返れば、創業期からいつも、そんな恐怖と闘っています。投資家を訪ね回り、幾度となく断られ、時には酷いことも言われました。 「マネーフォワード(お金を前へ)というミッションを持つ会社が、実はお金に困っている」なんてほとんどジョークみたいですが、創業当時は事実なので笑えません。 流石に最近ではビジネスも成長し、以前ほどの「お金がなくなる」という恐怖からは少しずつ解放されつつありますが、それでもビジネスは何が起こる

創業10年目へ、変わらないワクワクや幸せをつくる家計簿のこと

マネーフォワードは、創業10年目を迎えることができました。 10年目をなんとか無事に迎えることができたのは、多くの方に支えていただいた賜物。ユーザー様、取引先様、株主様をはじめ、応援してくださるみなさま、何より、日々頑張ってくれているメンバーのみんなに改めて感謝したいと思います。本当にありがとうございます! 今日は創業の想いと「祖業」である『マネーフォワード ME』の話を少ししたいと思います。 ▲本日(5/18)のお祝いイベントの様子 「お金を前へ。人生をもっと前へ。

ずっとつながっている ~松山選手マスターズ優勝によせて~

 先日、松山英樹選手が、日本人、いやアジア人として初めて、マスターズで優勝を果たされました。  最終日、僕は早朝からテレビにかじりついていました。手に汗握る展開を経て最後にウィニングパットが決まり、解説者の中嶋常幸さんが涙で言葉を詰まらせたとき、テレビを見ていた多くの人にも同じように熱いものがこみあげたのではないでしょうか。もちろん、僕もその一人です。  10年前、松山選手は「アマチュア選手」としてオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(米ジョージア州)に迎えられました。前年

マネーフォワードがデザインを経営に取り入れる理由

「デザイン」とは-。  様々な概念を包含する「デザイン」という言葉を一言で表すのは非常に難しいですが、デザインとは「物事の本質を見極め、それを様々な手段を用いて、周りの人たちに正しく伝える、そして増幅していくこと」だと考えています。  「デザイン経営」「デザイン思考」をテーマにした雑誌、書籍、ブログ等は既に多く出版されており、改めて僕からお伝えできることは多くはないと思うので、今日は、なぜ僕がデザイン、そしてデザイナーを当社の成長になくてはならない存在と思っているか、とい

一人ひとりのコントリビューションが、サステナブルな社会をつくる

「コントリビューション(貢献)しなさい」 アメリカに留学していた2年間、幾度となく言われた言葉です。 ビジネスパーソンとして、労働に対する対価を受け取っていた僕は、初日から衝撃を受けました。お金を払って勉強しに来たはずなのに、コントリビューションを求められるなんて、いったいどういうことだろう、と。 留学先のMBAでは、授業中にクラスの議論を深めるような意見を述べること、リーダーシップを持ってグループをまとめること、チームメンバーをモチベートする行動や発言をすること、など

そのダンベルはいつか必ず持ち上がる ~在宅勤務が続く、新卒のみんなに今伝えたいこと~

『焦りや不安で、仕事が楽しいと感じられるときがなかなかないです。 どういうときに仕事が楽しいと感じられるようになるものですか。』 『成長実感はどのようなときに感じるものですか。』 『毎日忙しくて勉強の時間が見つけられません。いつ勉強していますか。』 『やりたいことが見つかりません。やりたいことはどうやって見つけましたか。』 先日行ったセッションで、新卒メンバーから僕に寄せられた質問です。 新卒の頃、みなさんはどんな悩みをお持ちでしたか。 同期の振り見て、我が振り直せ!ができ

タイトルは役割に過ぎない ~社内取締役を7名から4名にする理由~

先ほど、2020年11月期の通期決算発表を行いました。 売上高は前年同期比+58%の113.2億円、売上総利益は+76%の76.2億円、EBITDAは△21.7億円となり、上場以来、4期連続して、売上高、営業利益、EBITDAの期初目標を達成することができました。 私たちを信じて投資してくださっている株主の方々とのお約束を果たすことができ、とても嬉しく、またホッとしています。ユーザーさま、取引先さま、株主さまをはじめ、応援してくださるみなさまのおかげです。また、何より、日々