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クライアントとの「共創」を実現するために役職・職種をこえたフラットなコミュニケーションを~MoneyForward X本部デザイナーインタビュー~

金融機関をはじめとするパートナーと共に、 新たな金融サービスを創出するMoneyForward X本部(以下:X)。今回は、「Xについてまだよく知らない」という19年4月新卒入社の影山(わさび)が、部署の雰囲気や仕事の進め方についてXのデザイナーにインタビューしてきました。

Xについてはこちら

■登場人物
佐藤 忠輔:19年9月入社。UXデザイナー。Money Forward X本部 UXデザイン部 MFSDグループ
楊 崇志:20年2月入社。UIデザイナー。Money Forward X本部 UXデザイン部 UIデザイングループ。
■インタビュー:影山 葵:19年4月に新卒入社。マネーフォワードホームカンパニー PFM事業本部 事業開発部。

MoneyForward X本部で関わるプロジェクトについて

わさび:まずはXでのプロジェクトの特徴って何がありますか?

佐藤:金融機関をはじめ、クライアントと一緒に仕事を進めるプロジェクトが大半ですが、決裁者と直接やりとり出来るので、意思決定も早い上に、本当にパートナーとして対等にやりとりできるところですかね。多くの金融機関さんが「マネーフォワード」という会社を信用して、「一緒に新しい事業を作っていこう、サービスを作っていこう」とかなり上のレイヤーの方々から声をかけてくださるんです。

だからこそ、単につくるだけじゃなく一緒に考えていって、「これはユーザーのためにならないから、こうした方がよいのではないでしょうか」と言える関係性が大きな特徴かなと思います。

もちろんクライアントワークの難しさでもある、例えばお金やスケジュールといったそれぞれの会社の事情など多くの壁とぶつかることもあるんですが、僕たちデザイナーだけでなく、ユーザーのためにプロジェクトメンバーみんなで一緒に考えて立ち向かっていくことは、Xのポリシーである”共創”を体現していると思っています。

ポリシー

わさび:実際にXではどんなプロジェクトを担当しているんですか?「たくさんのプロジェクトがある」とまでしか知らなくて…

楊:大きく分けると、既存と新規の2つのプロダクト案件があるんですよね。既存プロダクトだとXが主導でサービスをつくり金融機関様や事業会社様に提供している『マネーフォワード for ○○』『通帳アプリ』が該当します。新規プロダクトはリリースされるまで内容を具体的に言えないものが多いんですけど…

基本は「マネーフォワード」が今まで培ってきた知見を基にしたアプリ・サービスをつくろうとしています。分かりやすいものだと家計管理、資産管理とか。とはいえ、あまり過去の実績にとらわれずに柔軟に取り組んでいますね。


既存プロダクトもケースバイケースではありますが、リリース後にフェーズ2として改修やリニューアル、フェーズ3としてグロースを目指すということもありますね。

佐藤:補足すると、既存プロダクトのプロダクトオーナーだったとしても、新規プロダクトのプロジェクトに参加したりもしているので、みんな新規も既存もどちらもやっていますね。「あなたの持ち場はここで、それしかやっちゃいけない」というのはないです。

楊:各自の意思が尊重されていて、「やりたい!」と言ったもん勝ちなところもあります。

佐藤:「こういうことできたら面白いんじゃないか」とのをみんな思っていて、各自取り組んでいるメンバーが多いですね。

わさび:全体的に長期のプロジェクトが多い印象なんですが、実際のところはどうでしょうか?

楊:どういったコンセプトでやるのかを、クライアントとワークショップをしながら考えていくので、じっくり取り組むことが多いですよね。

佐藤:そうですね。新規は長いかもしれません。もちろんクライアントの中ですでに具体的なイメージがあるプロジェクトの場合は、短くなります。どちらにせよ「開発だけで終わり」ではなく、グロースも含めて一緒に取り組むことが多いので、1~2年単位になり、長いとも言えるのかなと思います。

X本部でのデザイナーの役割

わさび:UXデザイナーとUIデザイナーで役割は分かれているんですよね?

楊:職種は分かれていますが、主軸をどっちに置いているかだけで境目は曖昧かもしれないです。私の場合、主軸はUIデザイナーです。ただ、プロジェクトでUXデザイナーと同じチームでやることが多いので、UXデザイナーと一緒に議論しながら「よいプロダクト」を目指して進めています。

佐藤:僕も主軸はUXですが、それ以外をやらないというわけじゃなくて、よいUXのことを考えるなら、きちんとUIのことを勉強しないといけないので、越境して一緒に取り組んでいます。

わさび:対クライアント向けに提案を行っているビジネス側のメンバーとはどんな役割分担をしていますか?

佐藤:対クライアントへのコミュニケーションにおいては、通常ビジネスメンバーが対応しますが、デザイナーメンバーが説明したりメールした方が早いときは僕たちがやりますね。人によるかもしれないですが。

楊:例えば、クライアントへ「デザインを作りました」と報告する際に、ビジネスメンバーを経由してその意図や考え方を先方に伝えると、伝言ゲームになってしまいます。デザイナーがそのままクライアントに連絡した方が正しくかつ効率よく意図が伝わりますよね。もちろんビジネスメンバーと連携していて常にお互い信頼しているからこそ、柔軟にできているのかなと思います。

佐藤:よくクライアントワークでありがちな、ビジネス側とデザイン側、開発側での上下関係とかは全くないですね。常にフラットというか。

わさび:ありがとうございます。クライアントワークだと、もちろん目標の売上金額や予算があると思うんですが、その目標を達成するためにデザイナー側でコミットすることもあるんですか?

楊:良い意味で売上を意識していることはあんまりないかもしれない。
もちろん、例えば〇億円といった大規模なプロジェクトを受注した報告を聞くのは、やっぱり嬉しいです。

佐藤:デザイナーがプロダクトづくりに集中できるよう、もしかしたらビジネスメンバーが動いてくれているのもあるのかなと感じますね。あるビジネスメンバーが「これはビジネスサイドの仕事だから」と言って、プロジェクトの進行で不安なところや指摘をちゃんとクライアントに伝えてくれるので、安心して仕事ができている部分もありますし。

ビジネスサイドにはコンサルや銀行出身のメンバーが多いので、彼らからプロフェッショナルさを感じてすごく助けられていますし、僕らも同じぐらい頑張らないとと身が引き締まりますね。

わさび:かっこいい…

佐藤:マネジメント、特に執行役員の神田さんや本川さんも「何かあったらいつでもサポートに入るから」と常々言ってくれていて、実際に助けてもらっているので安心です。


とにかくSlackや雑談が活発なX内のフラットなコミュニケーション

わさび:XのSlackチャンネルは、リアクションのemoji含め、かなり盛り上がってますよね。1週間で最もemojiがついた投稿top3にいつもXのチャンネルの投稿が入っているのを見かけます。Slackを見れば、Xのみんなの様子がわかるなと思いました。


楊:「#mfx_general」というチャンネルでは何かお祝い事などがあればみんなでお祝いしてますし、「#mfx_news」というチャンネルでは各自が気になったニュースやトピックをシェアしたりも活発に行っています。

他にも、「それはこうした方がいいんじゃないか」といったな意見もバンバン出るので、単にemojiだけが賑やかだけじゃないということにXに所属してから気づき、驚きましたね。

佐藤:そうですね。「#mfx_news」のような情報共有系のチャンネルって、作ったはいいけどそのあと更新が止まるケースを今まで見てきました。でも、「#mfx_news」を見てると、積極的に投稿しているのがマネジメント層だったり、それに対して職種や年次関係なく気軽に意見や質問をしていたりするんですよね。

そういう意味では、投稿のハードルが低くて雑談もウェルカムな空気はあります。どうでもいいような投稿にも意外とリアクションがつくんですよね。そういったところから、分からないことを分からないと言ったり、意見できるような雰囲気が醸成されてるのかなと思いました。

表彰のキャプチャ

楊:Slack以外でも、雑談をはじめとする気軽なコミュニケーションが活発ですよね。

佐藤:何か相談したいことがあると、あいている予定でさっと1on1をするどころか「軽く飲みに行きませんか」と誘うぐらいの距離感ですね。もはや神田さんとかは「率先して飲み行こう」って言ってくれますし。

楊:結構みんな仲がいいからかな。マネジメント層との垣根を感じないのも大きくて、僕たちもマネジメント層もお互いに壁を作らないようにしているからだろうなと思っています。

佐藤:あ、関西勢が多いので、喋りすぎるとうるさいっていうのがちょっとありますけどね(笑)

楊:やっぱり雑談などの気軽なコミュニケーションが盛んなので、壁打ちや相談はしやすいですね。デザイナーはUXでもUIでも、いろんなプロジェクトの経験があるメンバーにアドバイスやサポートをいただき助けてもらってます。UX で分からないことも壁打ちしてもらって解決したり、相談だけでなく雑談することによってひらめいたりして、プロジェクトが前に進むこともしばしばです。

佐藤:もう1点補足すると、ビジネスサイドもエンジニアサイドも、UXやUIへの知識をある程度持っている人達が多いんですよ。その上で、彼らはプロジェクトマネジメントの経験も豊富なので、プロジェクトをいかに進めていくかを同じ目線で話せるのは心強いです。

コンテンツもりだくさんな半年に1回のオフサイトミーティング「合宿」


わさび:Xについてもう1つ気になっているのが「合宿」です。噂では楽しい!と聞いていましたが、合宿の内容については何をやっているのか全く知らなくて。

楊さん:僕も入社したばかりなので、まだ合宿には参加したことがないんですよね。

佐藤:合宿と言っても1日だけで終わるのですが、Xのメンバーが全員集まって、それぞれが担当する業務や知見を共有するオフサイトミーティングですね。前期の振り返りやこれからのXの方向性を発表したり、日銀出身である神田さんにFintech業界や金融機関とかの情勢を解説してもらったり、デザイナーサイドも、プロジェクトに入って発見したユーザーの価値をまとめて発表したり。各自が主体となって発信できる場です。

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(過去にオフラインで実施した会の様子)
そういった真面目な回が終わったら、懇親会と称してみんなで楽しく飲んでいますね。神田さんはオペラを歌ったり、ハーモニカを吹いたりするので、もはや一種のコンテンツです。

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(直近の合宿はオンラインで実施。神田が乾杯を仕切ってくれました!)
わさび:楽しそう!

佐藤:すごく楽しいし、それぞれメンバーが何をやっているかや、どういうことを考えているのかなどの相互理解が深まりましたね。入社直後に参加して、僕もすごく打ち解けられた場ではありました。四半期に一回から半年に一回と開催頻度が少なくなりましたが、みんな合宿のことを楽しみにしています。

楊:Xにはいろんなバックグラウンドの面白いメンバーがたくさんいて、合宿での発表もどれも学びになることも多く、自分の成長の糧にもなっているので、良い環境だなと思っています。

わさび:あまり知らなかったXですが、お話を聞いているうちにだんだん働いてみたくなりました!

佐藤:Xはいろんなプロジェクト案件があり、多様なメンバーもいるので、成長できる環境が整っているし、働きやすい雰囲気なので、ぜひ来てください!


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