マガジンのカバー画像

マネーフォワードが考える未来

75
ミッション実現のために、どんな世界をつくり、未来に向かって何をするのか。私たちの取り組みや経営陣の想いなどをお伝えします。
運営しているクリエイター

記事一覧

マネーフォワードの原点に立ち返る〜アクセシビリティステートメントに込めた想い〜

マネーフォワードは本日、「アクセシビリティステートメント」を公開しました。 ※ステートメントの全文は、こちらをご覧ください。 今年4月から、改正障害者差別解消法が施行されます。この法改正では、障害のある人もない人も共に暮らせる社会を目指し、民間事業者にも合理的配慮の提供が義務付けられます。 マネーフォワードは、Visionとして掲げる『すべての人の、「お金のプラットフォーム」になる。』ことを目指してサービスの開発に取り組んできました。なぜ、このタイミングでアクセシビリティ

なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?<後編>

前編では、マネーフォワードとして「家計管理から資産管理・形成」に繋がる現在の取り組み、そして、なぜ新NISA対応の投資一任サービス『SUSTEN for マネーフォワード』を提供開始したのか、その背景を書かせていただきました。 後編では「マネーフォワードとPrivateBANK、合弁会社となるマネーフォワードプライベートバンク株式会社を設立〜富裕層の資産管理・形成を支えるファミリーオフィス事業を展開〜」についてお話ししたいと思います。 詳細はこちらのプレスリリースをご覧い

なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?<前編>

今回、個人向けの事業において、二つの新しい取り組みを発表させていただきました。 (1) 『マネーフォワード ME』、新NISA対応の投資一任サービス『SUSTEN for マネーフォワード』を提供開始 (2) 〜富裕層の資産管理・形成を支えるファミリーオフィス事業を展開〜PrivateBANK社と共に、ジョイントベンチャーを設立。富裕層に向けたマルチファミリーオフィスを展開 このうち(2)に関しては、「なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?」というお

グローバル化を進める会社での、英語ができない役員の葛藤とその転換点

マネーフォワード取締役 グループ執行役員 ビジネスカンパニー COOの竹田です。 当社は、2024年度末にエンジニア組織の英語化を完了させる計画であることを、取締役CTOの中出がエンジニアブログで宣言しています。 今回は、マネーフォワードが英語化、グローバル化を進める中での、私個人の赤裸々な思いの変化について書いてきたいと思います。 はじめにはじめにお伝えしますが、私は英語がとても苦手です。むしろ、英語ができないことにコンプレックスを持っていました。 これまでのキャリ

ミッション、ビジョンだけじゃない。会社経営には「スローガン」が必要だ

2024年が始まった!と思ったら、あっという間に、2月も中頃。 時が経つのは本当に早いですねー。 実は2023年の大晦日、スキーで大クラッシュをしてしまい、大打撲を負ったのですが、時間の経過と共にその怪我もすっかり良くなりました。(ちなみ2022年末には子供と鬼ごっこをして転倒し、肋骨を折ってしまいました。汗) ということで、厄落としも無事?終わり、2024年も素敵な年になりそうですw(仕事には支障ありませんので、ご安心ください。今年はより健康管理には気をつけていきたいと

Think Sync - つながりとコラボレーション

こんにちは。Money Forward Vietnam (以下、MFV) CEOの永井です。 2023年の大みそかは例年と同じく真夏のホーチミンで過ごし、そして今回はとても久しぶりに紅白歌合戦を観ました。青春時代に流行ったポケビ&ブラビや椎名林檎さんなども登場し、嬉しくなって私もテレビの前で大熱唱。とても楽しい紅白観戦でした。 ところでなぜ今回突然「紅白を観よう!」と思ったかというと、それはどこかで見た今回のテーマ「ボーダレス-超えてつながる大みそか」にシンパシーを感じたか

1000億円企業になるために増やすべきもの

2024年になって初めてのnoteです。(1月ももう終わりですが……)今年もどうぞよろしくお願いします! まず、令和6年能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。厳しい寒さの中、現地で支援活動を行なっている方々の姿には頭が下がります。 僕が理事を務める一般社団法人災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)でも、支援活動を開始し、微力ながら個人としても支援をさせていただきました。追加支援継続に向けたクラウドファンディングも実施していますので、よろしければぜひ

続・CDOってどんな仕事?

2020年にマネーフォワードのCDO(Chief Design Officer)に就いてから、3年が経ちました。3年経てばなんちゃらというもので、少しずつCDOという仕事のあり方も見えてきたように思います。以前、『CDOってどんな仕事?』という記事を書いたことがあります。その時にCDOの役割として4つのことを書きました。 経営にデザインを取り入れる デザイン組織の強化 プロダクトデザイン品質の向上 ブランドの全体最適 この4つは今も変わりません。2から4はいろんなと

マネーフォワードらしさを研ぎ澄ませる、Corporate Identityの部署を立ち上げます

12月1日に「Corporate Identity推進室」という部署を立ち上げました! この3年間は人事として社内にMVVCを浸透させていくことに注力していましたが、今後はあらためて「強いブランドをつくる」ことに向き合い、マネーフォワードらしさをより研ぎ澄ませていきたいと思っています。 これまでのMVVC浸透のあゆみ2016年にMVVC(Mission / Vision / Values / Culture)を策定してから7年。 全社でこの浸透に取り組み、あらゆる施策を行っ

新NISAで話題の資産運用「初心者にこそ“絶対“おすすめしたい投資」とは

来年1月からいよいよスタートする「新NISA」が話題です。新NISAがいかにお得でどう始めたらいいのかという情報は、すでに世の中に溢れるので、僕のnoteでは僕なりの「投資論」を書きたいと思います。 なんておおげさに言ってしまいましたが、お伝えできるのは個人的な投資の経験やそこから得た学びです。あくまで僕個人の体験に基づく考えなので、参考程度に読んでいただけたらうれしいです。(投資は自己責任で。笑) マネーフォワードは世の中のお金の困りごとを解決する会社なので、その社長を

ついに始まったインボイス制度。経理部を待つ「つらみ」と、今からでも遅くない対策。

辻 今回のテーマは世間で話題の「インボイス制度」です。10月1日に施行されたばかりのこの制度、とにかく複雑で分かりづらいと言われています。僕もひととおり勉強しましたが、実際に経理の現場でどんな混乱が起きていて、どんな対処が有効なのか、100%理解しきれていない部分もあるよなぁと。 ということで、今日はマネーフォワードの経理本部 本部長・松岡俊さんとの対談形式で経理現場の生の声を聞かせていただきます。 松岡 よろしくお願いします。 辻 松岡さんは僕のソニー時代の先輩なんで

ライドシェア問題に見る、変革に必要な“3種の神器”。

ライドシェアを日本に導入するか否か。 インバウンド復活による深刻なタクシー不足を契機に、議論が盛り上がっています。 あらためて、ライドシェアとは「ride(乗車)」の「share(分け合い)」。つまり個人の自家用車を利用した相乗りサービスです。 スマートフォンアプリでのマッチング機能やペイメント機能の精度向上を背景にアメリカをはじめとする海外では急速に普及が進んでいて、米国発のUberやLyft、中国のDiDi、東南アジアのGrabやGojekなど、ライドシェアサービス

リーダーシップはスキル?重要なのは、因数分解と覚悟。

早いもので8月ももう終わりです。暑い暑い夏を抜けると、秋の人事異動の季節。 プレーヤーから一段進んで、初めてマネジメントをする立場となったり、未経験の分野にマネジャーとして異動したりと、新しい挑戦を前に、ワクワクと不安を抱える方々もいらっしゃるかもしれません。 ということで、今日は僕が常日頃から考えている「リーダーシップの磨き方」について、徒然なるままに書き留めたいと思います。 特に、リーダーシップに対して苦手意識を持つ人や、「自分には関係ない」と反射的に考えてしまう人

考えて、試して、ふり返る、そしてまた考える。トップアスリート・伊達公子さんからの学び。

いやー、痺れました!個人的に、とてもとても幸せな時間でした。 世界のトップステージで戦ってきた人は違うなと、心から納得、感動しました。 テニス選手の伊達公子さんのことです。 アスリーボ代表の金沢景敏さんが運営するアスリート支援プロジェクト「AthTAG」の企画によるイベントで、僕がファシリテーションをする形で伊達さんと対談する機会をいただき、数日たっても、今もおさまらぬ学びと興奮のままにこのnoteを書いております。 中学以来のテニス好きの僕にとっては、嬉し過ぎる、幸